実はこのバンド、日本では全く無名だった2018年に初来日を敢行。日本独自のEPのリリースまで果たしている。そんな掟破りなプロモーションを展開しているのが彼らの日本でのレーベルB.I.J. Records。「Big In Japan」を意味すると思われるが、「No Risk. No Future. 」を謳い、高校生がお小遣いで来れるライブを目指してチケットの価格設定もお安め(今回のスターベンダーズの場合、洋楽なのに前売4,800円、早割パス4,000円!)。何だか応援したくなるイノベーティブなレーベルなのである。
というわけで、スターベンダーズがSNSで「読んでね」とリンクしていたロサンゼルスのメディアWEHO TIMES(West Hollywood Times)が行ったインタビュー記事を翻訳してみた。2022年11月6日にLAで行われたライブのPR目的のインタビューではあるが、メンバーの幼少期の話、家族構成等、興味深い内容なので是非読んでほしい。そして何よりもライブに足を運んでほしい(今ならまだ小さい箱で見れる!)。なお、元記事の写真のチョイスがあんまりだったので、イケてる写真に勝手に差し替えたことも一応付け加えておく。
ロサンゼルスの非営利団体<Children of The Night>のために開かれた素晴らしいチャリティーライブイベントに出たことはもっと多くの人に知られるべきだね。キミがスターベンダーズを巻き込んだんだよね。<Children of The Night>はここアメリカで1万人の子供と若者を人身売買、ポルノ、売春からレスキューしてきた。そう、まさにここアメリカ合衆国で!
またデ・ワイルドには、名高いロックフォトグラファーでありビデオディレクターでもあるAutumn de Wilde(オータム・デ・ワイルド)とベテランドラマーAaron Sperske(アーロン・スパースク:Beachwood Sparks(ビーチウッド・スパークス)、Father John Misty(ファーザー・ジョーン・ミスティ)、Ariel Pink(アリエル・ピンク)、Pernice Brothers(パーニス・ブラザーズ)等で活躍)の娘として、普通でない環境で育った為、周囲に馴染めないという悩みもあった。「ウチにはいつも色んなバンドメンバーが泊まりにきたり、訪ねてきたりしていて、自分はそういう環境で育ちました。それが普通だと思ってたんです」。アロウは肩をすくめた。10才位になるまで両親のロックンロールなライフスタイルが普通ではないことに気付かなかったという。自分の家より標準的で保守的な友人宅のディナーに招かれた時のエピソードを話してくれた。
Primal Screamのベーシスト、ラジオDJ、他バンドへの参加等、多彩な活動を見せる”僕らの姉貴”ことシモーヌ・マリー・バトラー(Simone Marie Butler)。実は2021年に、路上で暮らすホームレスとその飼い犬についてのドキュメンタリー映画の製作に携わり、自ら出演&ナレーションまで務めている。
2枚目のアルバム『Forest of Lost Children』では、技巧を凝らさない自然なジャムセッションである「Semicircle」から始まり、ブルージーなギターの「Kodama」、Ananda Shankar(アナンダ・シャンカール)のカバー曲「Street of Calcutta」の熱のこもったシタール、暗く哀愁漂う「White Moon」等を収録。本作は、後発のアルバムで彼らが繰り返すことになるある種のパターンが顕著になった作品だ。つまりKurosawaのドラムがクレッシェンド(次第に強く)に向けてスタートを切り、盛り上がり、そして瞑想的な終わり方をするという形である。
2017年にデビュー・アルバム「Swansea To Hornsey」、2018年にはコンピレーション・アルバム「Pick A Pocket Or Two」をリリース、2018年11月~12月にはヘッドライナー・ツアー「This Feeling Aliveツアー」を行ったトランポリンであるが、最近、バンドは沈黙を守り続けていた。
以前リリースされた数枚のEPから構成されたコンピレーション・アルバム「Pick A Pocket Or Two」についても尋ねてみた。本作をセカンド・アルバムと考えているのか、それとも次回作としてリリースされる作品がこの括りに入るものになるのかに関心があったからだ。
「今レコーディングしてるのがセカンド・アルバムだよ。僕らは作品をリリースし続けたいって考えてて、過去にやったいろんなリリースをまとめておきたかったんだ。ファンが1枚だけ買えばいいようにね。それが「Pick A Pocket Or Two」というわけさ。可笑しいんだけど、結局あれは1枚目より良く売れたんだ。あの作品が発売される頃までに、またたくさんの人たちと出会ったから、きっとその人たちが買ってくれたんだと思うよ。
「自分だけの音楽を作ることについては大いに実験していて、いろいろやってきたよ。僕の弟のLee(Lee Thomas)がEPをやりたがってたから4曲録音したんだ。彼の作品なんだけど、参加させてもらって、僕にとっては良いチャレンジになったよ。リードヴォーカルを結構やったからね。あとジャックも1曲リードヴォーカルをやったし、Jay Bone(Carl Barat and The Jackalsのドラマー)もドラムで参加することになるはず。これで何をしようとしているのかはまだ分からないけど、完成したら何らかの形で出すつもり。
最近リリースしたシングル2作、「The One Who Loves You」と「Hard Time For Dreamers」のアートワークは僕が手掛けたんだ。以前のアートワークには写真を使ってたんだけど、僕らの音楽で何か新しいことをしてみようって時にそのやり方を変えることを思いついた。あの曲(The One Who Loves You)はElton John(エルトン・ジョン)も気に入ってくれてるよ!」